あらすじ
もしもこの世界に
恋愛がなかったら?
相手を決めず、
いろんな人とセックスすることが常識中の常識。
子供もみんなで協力し合い育て、男女の嫉妬もなく仲良く平和に暮らす世界。
だけど恋愛感情を持つ少数派の人間「レンアイ」もいて、乙葉もその1人。
自分を理解されづらい世界で、太一とのハッピーエンドを夢見ながらも時には傷つき、葛藤する乙葉が出す答えとは…?
「恋愛」の面倒さ、もどかしさ、そして素晴らしさを再認識する新境地的作品!

キャラクター

乙葉(28)
調子が良くフットワークも軽いが実は臆病で、調和を重んじる性格。
周りと違う自分を表現することができずモヤモヤを抱え続けている。
「レンアイ」で同じマンションに住む 先輩 太一(29)に片思い中。

“レンアイ”という感情が存在しない世界で、乙葉はずっと自分のセクシュアリティに違和感を覚えてきました。
乙葉の役をいただいて、”理解されない世界にいながら、自分の気持ちと向き合い前へ進もうとする姿”を丁寧に表現したいと思いました。
乙葉を演じると決めてからは、毎日“恋愛ってなんだろう?”“マイノリティに対してどう向き合うべきか”を考える日々でした。
この作品が、皆さんの心にも何か届くものがあれば本望です。
自分の気持ちに素直になることが、世間から見れば「普通じゃない人」だとカテゴライズされてしまう。その理不尽さや息苦しさを乙葉を通してこれまで以上に深く感じました。
今、周りと違うことで孤独や違和感、息苦しさを感じているなら、その気持ちを否定せず、どうか自分だけは自分を信じてあげてほしいです。たとえ理解されなくても、自分の気持ちと向き合う勇気は、きっと生きる力になるはずだと私は信じています。
そのことを、この作品を通して少しでも感じてもらえたら嬉しいです。

ハレ(23)
coi-cafeの常連客。思ったことはハッキリと言ってしまう不器用な性格で、乙葉と同じ「レンアイ」。
今はcoi-cafe店長 紘香(32)のことが気になっていてー?

最初に台本を読んだとき、その世界観とテーマのユニークさに衝撃を受け、
これまで演じたことがない役だったので『ハレ』という役と共に成長したいと思い
この作品に挑戦することを決めました。
現場はとても温かい雰囲気で、共演者やスタッフの皆さんとのチームワークも素晴らしく、充実した時間となりました。
そのおかげで役と真摯に向き合うことができましたので、
作品の完成が楽しみです。
このドラマは、「レンアイ」が存在しない世界という大胆な設定の中で、
人間関係や感情の在り方を鋭く、そして優しく描いています。
視聴者の皆さんにも、
「もし自分がこの世界にいたら」と想像しながら、
登場人物たちの揺れる心に共感していただけたら嬉しいです。
ぜひご覧ください。
ドラマ情報

- 【番組概要】
- 番組名:もしも世界に「レンアイ」がなかったら
放送日時:2025年7月31日(木) 深夜0時58分スタート
放送エリア:CBCテレビ ローカルエリア ほか
- 【スタッフ】
- 製作:API/CBC テレビ
製作著作:『もしも世界に「レンアイ」がなかったら』製作委員会
演出:今和紀 - 【キャスト】
- 主演:島崎遥香 共演:ISSEI ほか
原作者コメント
ヤチナツ
一見ギョッとするような設定の作品で、 しかも連載終了から2年以上経っていたので、 ドラマ化のお話はまず驚きました。 人生初のストーリー漫画連載で不安なまま進んでいたこともありましたが、 そんな本作が多くの人に支えられ実写ドラマになるなんてとても嬉しいです。
原作に奥行きを与えてくれる魅力的な脚本とキャストの方々のおかげで、 より一層キャラクターが愛おしくなる気がしてワクワクしています。 連載当時から応援してくださった方々にもきっと楽しんでいただけると思います。
ドラマ版として久しぶりに乙葉たちに会えると思うとなんだか気恥ずかしくもあるけど、 とても楽しみです!